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冴えない崇勲・・・。PEKOのサンプリングがヤバスギル!フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年2月13日)

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2018年2月13日放送(放送日は2月14日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。UZIの事件についての番組冒頭のZEEBRAの謝罪の後、今週こそ新しい司会者が今発表されるのかな~とか思ったのですが今回もお預けでしたね。

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戦うトラックメーカーPEKO

今日の挑戦者はラッパーとしてだけでなく、DJ・トラックメーカーとしても高いプロップスを得ているPEKO(ペコ)が登場。2010年代のMCバトルを盛り上げた、バトルMCとしても長いキャリアをもつベテランです。

ここ最近はさすがに昔ほどバトルでは顔を見なくなった気がしますが、現在この世代のバトラーは徐々にMCバトルから離れシーンにも世代交代の空気が流れ始めているような気がします。そんな中彼がバトルの舞台に立ってくれるのはファンとして嬉しいですね。 

名のあるトラックメーカーで積極的にバトルにエントリーする人がほとんどいない中、彼はラップバトルでも全国区の強豪たちと互角に渡り合ってきた実力者でR-指定・KOPERU・ふぁんく・KBDなどが所属するフリースタイル集団大阪梅田サイファー出身です。

顔立ちも男前ですし音源もカッコイイのでまだ知らない方は是非ともチェックしてみて下さい。

 

 

PEKO vs 崇勲

登場した最初のモンスターは崇勲です。正統派実力者揃いのダンジョン2代目モンスターですが、その中で唯一崇勲はキャラクター的な魅力を先行させてそれを武器にする愛されキャラになりつつありますね。

今回も「俺はモンスターのカワイイ担当」と、自身のキャラを押し出した戦法で第一声から会場を盛り上げます。が、その後も押し出しがそれ一辺倒で、韻やフロウなどのラップスキル自体で魅せるタイプではない分ハズすとかなりビミョーになります。

 

一方PEKOは固いライミングで安定したパフォーマンスを見せます。もともと相手にキツイ毒を吐くバトルスタイルではないので比喩表現を多用した押韻での『基本に忠実なラップ』という感じでしたね。

崇勲はカワイイアピールのややスベった感と共に「俺が勝ちに決まってるでしょ」という超定型文で絞めてしまった為により敗戦濃厚の空気になってこの時点でPEKOのクリティカルかな~なんて思っていたらやっぱりクリティカルでした。

PEKOが良かったというよりは崇勲が悪すぎたというバトルでしたかね。崇勲は長期戦になると空気を自分色に変えて巻き返してきますから、1ラウンド2ターンという短期決戦で仕留めた点もPEKOの追い風となりましたね。

 

 

PEKO vs ACE

崇勲を一発クリティカルで仕留めたPEKOの次の相手はACEです。今回も彼が行っているラップスクールの授業風景が流れましたね。初心者にもとても優しく教えてくれると評判ですので、「ラップやってみたいけどサイファーに参加するのがちょっと怖い」という方は是非足を運んでみよう♪

 

バトルの方は両者とも押韻・フロウと非常にハイレベルな実力者同士の戦いという感じなのですが、1ラウンド目の感想は言いたい事ほとんどKEN THE 390の解説で言われてしまったので(笑)正論おじさんケンザサンキューマル先生のコメント抜粋します(^-^;

「ちゃんと韻を踏んでいるところなどやってる事はシンプルなんですけど、PEKOは発声も良いし声の通りも良く強弱の付け方も上手い。これはラップが下手人がやると物凄くつまらないものになるんですけどPEKOがやるとかっこよく聞こえんるんですよ。そう言う意味でも基本的なラップ性能が高いです。」

「ACEもトラックに対して様々なビートアプローチを見せてきて凄かったし互角の戦いだったんですが、言葉数が多い分言ってる事がブレるんですよ。それはあれだけ色々やったら仕方のないところではあるんですがPEKOの方が言っている事が一貫してブレてない分ちょっと上に見えましたね」

さすがに解説うめ~勉強になりますm(_ _)m

 

2ラウンド目のPEKOはさらに良かったですね~。トラックがAKLOの『RGTO』でしたがところどころ歌詞を抜粋したサンプリングが素晴らしかったです。

特にこの曲のSALUの名パンチライン「『SALU君には頑張って欲しい』は?お前が頑張れエセ評論家」の引用で「『PEKO君には頑張って欲しい』は?お前が頑張れエセブラジリアン」はさすがに沸いてましたね~。

さらにさらに!映画『8 mile』のBラビットvsパパ・ドクのラストマッチのワンシーン(※)までサンプリングしてきた!これはかなりアガりました!しかもお客さんも映画と同じく会場が手挙げてるしコレはスゲー!!!

(※地元デトロイトでの出来事を語ったエミネムの半自伝映画『8 mile』でEMIMEM演じる主人公のBラビットが相手のリーダー、パパドクに対して「313(デトロイトの市外局番)の皆!手挙げてくれ!ほら見たか?こいつは手挙げてないぜ、つまり仲間じゃないんだ」というシーンですが今回のダンジョンはこれがそのまま再現された)

これはなかなか狙って出来ないですよ。さすがDJとしても会場をロックしているPEKOです。さすがです、、、さすがとしか言いようがありません。

 

勝敗の方は2-0でPEKOのストレート勝ちとなりました。2ラウンド目は神懸ってましたね!強要するのは自分はあまり好きではありませんが、ラップ好きなら『8mile』くらいは見ておいた方がいいですよ!まだ見ていない方は要チェックだ!

という事で今週はチャレンジャーの2人抜きで終了しました。次回予告で次のモンスターは輪入道という事ですね。チャレンジャーにとって鬼門はここからなんですよ!ここから輪入道呂布カルマFORKという門番と連続で闘わなければいけません!

PEKOはどこまで行けるのか、来週も楽しみですね!

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