レペゼン社会不適合者

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湧かないACE現象に新時代の流れ?フリースタイルダンジョン新モンスター全員集結

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2017年8月22日(23日早朝)放送のフリースタイルダンジョン。今回の放送でも注目すべきは前々回の放送から始まった新シリーズ未発表の2代目モンスターの登場です。

おそらくこの放送で2代目モンスターすべてが登場するのではないかと予想できるところからも非常に楽しみでした。

 

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新モンスター5人目の刺客は崇勲

 

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2代目モンスター5人目の刺客として現れたのは漢 a.k.a. GAMIの9sariグループ主催のビッグMCバトルイベント2015年度『KOK』の王者崇勲(すうくん)です。

彼も相当前からバトルに出ているベテランバトルMCで、2000年代後半から『UMB』や『戦慄(現戦極)MCバトル』『罵倒』などのビッグイベントでも徐々に名前を見るようになりました。

 

それまでの印象としては個人的に『結構強い中堅』のようなイメージでしたが、2015年度『KOK』の全国チャンピオンシップにて半ばダークホース的に記念すべき初代王者を勝ち取り一気にプロップスを高めたラッパーです。

この大会での崇勲は本当に凄かった!失礼ながら大会が始まった時はおそらく崇勲の優勝を予想する人はそれほどいなかったのではないかと思いますが、トーナメントを勝ち上がる度にどんどんと観客を味方につけていく雰囲気が出来上がっていく結構ドラマチックな展開での優勝でした。

 

『ディスが効かない』という紹介で登場していましたが、彼はステージ上で動揺したりブレたりする素振りを見せる事がほとんんどなく、何を言われても安定した精神状態でサラっとアンサーを返していく堂々とした存在感が武器のラッパーです。

 

 

ONE a.k.a. ELIONE  VS 崇勲

チャレンジャーとして登場したのはSALUJAZEE MINORなどの大物ラッパーも客演に参加しているセカンドアルバム『NEONE』が話題を呼び最近注目株のラッパーでもあるONE a.k.a. ELIONE(ワンa.k.a.イーライワン)です。

自分はバトルMCとしての彼に関してはONEという名前でバトルに出場しているのを最近知ったくらいでフリースタイルダンジョン出演は少し驚きましたし、崇勲の初陣ということでこれまた彼の引き立て役として抜擢されたのだろうという穿った見方を正直していました

 

しかしバトルが始まるとそんな考えで見ていた自分が恥ずかしくなる程イーライワンのラップはカッコよく、崇勲のディスのインパクトをかき消すパンチラインを連発し、ビートへの乗せ方もかなりヤバかったです。

あと『all i need is one mic』だったり『ブッダブランド』だったりと邦楽両方のネタを入れてくるところなどHIPHOPを感じさせるカッコイイ演出もあり、バイブス面でも圧倒する印象で崇勲のモンスターデビュー戦をクリティカルで下します。

 

 

ONE a.k.a. ELIONE  VS ACE

イーライワンの「新しいモンスターもう1人見たいっしょ?」という言葉で登場した新モンスター最後の刺客はハイレベルの押韻とバイブスで数々のバトルを制してきたACE(エース)です。

【エースの解説はコチラから】

 

ACEのバトルMCとしての能力値が申し分ないという事はファンなら誰もが知っている事ですし、このバトルでもACEの調子はそこまで悪い感じはせず、いつものACEらしさが出ていると思いました。

しかしながら結果はまさかのイーライワンの1発クリティカル!バトル全体の雰囲気もイーライワンが常に圧倒している印象があり文字通り完全勝利で次のステージにコマを進めます。

 

 

会場が味方に付いていないACE

ここでタイトルにもある『会場湧かないACE現象』について軽く考察してみます。前述の通りACEはこのバトルでも韻も固く、ハイレベルなライミングでいつものACEらしさは出ていた感じはありました。

しかし放送を見て思ったのはACEのライミングに対して会場のレスポンスが非常に悪い事です。脚韻がバッチリ決まっているところでも歓声はあまり挙がっていません。

 

個人的な意見としては、おそらく数年前ならもっと歓声が挙がっていたのではないか?と思うところがあります。

 

なんだかんだMCバトルが人気を帯び始めてから結構な時間が経ちファンの耳も肥えてきていて『上手い押韻からの小節最後の部分で声を張り上げて沸かす』という数年前の常套手段は飽きがきている部分があるのではないかと。

 

呂布カルマNAIKA MCなどの押韻を主武器にしないMCの台頭により一層その風潮が加速した感もあります。

ファンも『上手な押韻』という部分に耐性がついており、韻が武器のラッパーは上手い押韻プラス『他の何か』という武器をいくつか持つ事が必須なくらいシーンのレベルが上がってしまっています。

これからACEはモンスターとしてしばらく闘う事を余儀なくされる訳ですが、自分も好きなラッパーの1人なのでこの壁をなんとか乗り越えてほしいと思っています。

 

 

止めたのは呂布カルマ

イーライワンが新モンスターを連続クリティカルで倒すという新シリーズでは初の緊急事態が起こりました。ACEを倒し「呂布カルマとやりてえ」と指名され登場した言葉の重みおじさん。

ここで彼が倒されるような事になれば会場は完全にイーライワンの空気になってしまい勢いづいてしまう事が予想されるため、モンスター側から見ればかなりプレッシャーのかかる場面です。

 

しかしながらこの状況でも盤石の強さをみせる呂布カルマ!相手の弱点を的確につく強烈なディスに、倍返しのスーパーヘビー級のアンサー。会場の「イーライワン強え!」という雰囲気をかき消し一発クリティカルでイーライワンを退場させました。

 

いやほんとマジ強いわこの人、なんかボスキャラのオーラが漂い始めてる気がする・・・ちなみに『髪型・服装・サングラス』など呂布カルマの見た目をディスってもカウンターでやられます

 

 

まとめ

今回のバトルでイーライワンのプロップスは大きく膨れ上がったのではないでしょうか?惜しくも負けてしまいましたが彼の音源もこれでチェックする人が増えるでしょうし「俺の音楽を広めたい」という彼の目的は達成されたように思います。

新モンスターも全員揃い踏みしたという事で、新シーズンを一緒に楽しんで見ていきましょう♪

 

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