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じょう【ラッパー解説】元いじめられっ子の高校生ラップ選手権王者

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今回は若きラッパーたちの登竜門『高校生ラップ選手権』の第10回王者であるじょうさん(以下敬称略)の紹介です。

関西弁での毒のあるバトルスタイルは強烈で人気のラップバトル番組『フリースタイルダンジョン』でもラスボスの般若戦までたどり着きました

ということで今勢いに乗っているそんな彼の魅力を解説していきます。

 

 

中学校で経験したイジメ

中学生2年生の時から仲間だった人にいじめを受けるようになったという彼は、批判を恐れずに自分を主張する『キングギドラ』の曲を朝早く起きて聞いて、自分を鼓舞してから学校に行っていたといいます。

たしか高校生ラップ選手権初出場のときは「俺の姿を見て『あんないじめられっ子でも人前に出てやっているんだ』と思ってもらって、同じ境遇の人に元気を与えられたらいい」と言っていました。

彼は『いじめられっ子』をレペゼン(代表)している存在とも言えるかもしれませんね。

 

 

毒の強いヤな奴キャラ

いじめられた経験を乗り越えた』と聞くとなんとなく比較的おとなしいキャラを想像してしまいますが、バトル中は非常に毒の強いスタイルで闘います。

もちろん普段話せばとてもいい人だと思いますがバトル中はやや煽るような言い回しで相手の嫌なところを的確にツイてきます。

なんといいますか、自分の性格の中のひねくれた部分を前面に出したような感じですね。

過去に体験したいじめを昇華したというよりはその頃の経験から来る『怒り』のようなものをマイクで吐き出しているような印象です。

反応を見る限りファンからは好き嫌いがけっこう別れる感じのキャラクターですね。本人はあえてそういう自分をガンガンに出してシーンを盛り上げていっているのだと思います。

個人的には「好きな食べ物は?」と先輩ラッパー(晋平太)から聞かれ「肉ですね。ビーフ好きなんで」(ビーフというのはスラングで揉め事を指す)と答え「可愛くない奴だな~」という一幕があるのですがこのシーンが彼らしくてなんか好きです。

 

 

過去最高レベルの第10回大会

前述の通り彼は『高校生ラップ選手権』の第10回大会の優勝者なのですが、この第10回大会は高校生ラップ選手権史上もっともレベルの高い大会です。

この大会に限り参加者を視聴者投票で決め年齢も18歳以下に限定せず過去出場者の中から選出されるためいわば『オールスター戦』のような大会です。

結果、出場者は皆若手のトップを走る知名度のあるラッパーばかりになり会場も日本武道館というスーパービッグイベントとなりました。

この大会までじょうはさほど注目されていたわけではなく出場者の中では大穴の万馬券と言ってもいいのではないでしょうか。

しかしこの日のじょうは本当に強かった!会場の沸かせ方、相手の煽り方など完全にハマっていて、じょうはこの大会で化けたといっても過言ではないと思います。

 

 

音源でも健在のひねくれキャラ

彼のそんなひねくれたスタイルはバトルだけでなく音源でも健在です。

沈黙を誇れ』という曲ではPVの冒頭で同世代ラッパーから自分が嫌われているという事をアピールするインタビューから始まります。

内容も「俺、すいませんけど空気とか読まないんで」という曲になっていて非常にじょうらしい一曲となっていますね。

 

 

『生意気でひねくれている』という魅力

いやあ~、個人的にはこの生意気な感じ好きだわ~。

おそらくこれから音楽活動を続けていくとしてもこの「生意気でひねくれた怖いもの知らずの若者」みたいなキャラは今しかできないと思うんですよね。ファンとしては彼がもっと大人になって精神的に落ち着くまではこのまま行ってほしいです。

過去こういった嫌われ役キャラみたいなラッパーはあまりいなかったと思いますね。

これからもガンガン対戦相手も自分達ファンも煽ってくれる事を期待しています。

 

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