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GADORO【ラッパー紹介】自らを『クズ』と呼びそこから這い上がったKOK2016優勝者

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今回は鎖グループ主催のMCバトルイベント『KING OK KINGS 2016』優勝、そしてその直後にリリースされた1stアルバム『四畳半』が大人気を呼ぶなど2017年になって一気に人気が爆発したGADORO(ガドロ)さん(以下敬称略)の紹介です。

GADORO独特のファッションにクールなキャラクター、バトルでのマシンガンのようなライミングの連打に初めて見た人は「なんだコイツは!」と驚く人も多いと思います。

個人的にもかなり好きなガドロさんの魅力をお伝えしていきます。

 

彗星のごとく現れた押韻職人

自分が初めて彼を知ったのは2013年UMBの予選で、youtubeでUMBの宮崎県予選の予告編みたいなのを見ていてなんとなくダウンロードして聞いてみたのが最初です。

正直、宮崎県のラッパーはよく知らなかった(すみません)ですし当時から気になっていたMOL53(もえるごみ)がエントリーしているので一応聞いてみるか、くらいな感じでした。

しかし聞いてみてビックリ!初めて見たこのGADOROという男に度肝を抜かれました。とにかく韻を踏んで踏んで踏みまくるそのスタイルに惹かれ一気にファンになりました。

当時活躍していたチプルソにあまりにも似すぎていたのが少し気になりましたがここは後述します。

 

そこで彼が残した伝説黒歴史とは

その宮崎予選でGADOROは圧倒的なスキルで決勝戦まで上り詰め相手は予想通りすでに全国区のMOL53。

炎上請負人の異名をもつMOL53のバトルスタイルは相手を煽って煽りまくる、ハタから見ていても「うわーこれはムカつくだろうなー」と思うような相手を逆なでるスタイルです。

そこで見事にGADOROが炎上(我を忘れてブチ切れた)し、優勝を逃してしまいました。

GADORO本人もファンからもこの出来事は黒歴史と言われていますが、個人的にはクールなだけじゃないこういう熱さというか若さというか人間臭さみたいな隙が好き(!)なんですがね。

ちなみにここからこの2人はライバル関係となります。

 

チプルソの存在

2010年代前半に活躍したバトルMCでチプルソというラッパーがいるのですがおそらくGADOROは彼に大きく影響を受けていると思われます。

韻の踏み方やフロウ、立ち振る舞い(相手のターンの時に下を向いて静止する)もかなり似ていて、バトル中もそこを突っ込まれる事が多かったです。

ただ、2017年現在ではGADOROは自分のスタイルを確立しつつあり音源でも「チプルソの物真似、今じゃとっくに超えてるその壁」というラインを残しています。

 

劣等感を武器にする彼のスタイル


自分がGADOROを好きな理由はフリースタイルがうまい事もそうなんですが、それよりも音源での自分の表現がとても良いと思ったからです。

2017年彼はファーストアルバム『四畳半』が発売されると聞いた時は「俺のテクニックは本物だ!よくチェックしとけ!」みたいな感じのアルバムなのかなーと思っていました。

しかし実際聞いてみるとまったくコンセプトは別物で「俺はこんなにダメな人間だ、でもそこから変わって這い上がるんだ」といったような曲が非常に多いです。

代表曲『クズ』は現在二百万再生を突破し、非常に評価が高い理由も、誰もが少しは持っているであろう劣等感に響くからではないかと思います。

自分も「はぁ~俺ってダメだな~」って気分の時によく黄昏ながら聞いてます。聞いたことない方、ラップに興味ない方も是非聞いてみて下さい。

 

今回はGADOROさんの紹介でした。彼が有名になって困ったのは洋服の好みが彼と非常に似ているらしく、「あれアイツGADOROに影響されてんじゃね?」って街で思われたらヤダなーと自意識過剰になってしまうところです笑

 

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